場数
人前で話すことが苦手なのに、大勢の前で話をしなければならなくなる。
憂鬱ながらも自分なりに準備し、練習して臨んだにもかかわらず、案の定あがってしまって何度もつかえ、しまいには自分でも何を言っているのかわからなくなってしまう。
そんなとき、なぜうまく話せないのか。自分はなんてダメなんだろう。と自己嫌悪におちいり、情けない気持ちになる。
だが、人前に立って堂々と話せるようになるには、とにかく場数を踏み、修練を重せるしかない。最初から、弁舌さわやかに、臆せず話すことの出来る人もいるかもしれないが、それはごく一部で、たいていの人はそうはいかないであろう。
何事もやはり失敗を繰り返し、恥をかきながら、次第に上達していくものである。さまざまな機会を、じぶんの弱点を克服するまたとないチャンスを与えられたのだと積極的に受け止めて、いかしていこう。恥をかくことを恐れず、自ら求めてでも実践の場をつくっていこう。
そうすれば、克服どころか、苦手がいつの間にか得意にかわっていたということも現実にあるのである。
PHP 裏表紙より
何事も実践あるのみ、勇気を出してトライすること。
それには夢と目的を忘れること無く、一歩でもチャンスを逃さず前進する事である。
それがわかっていても、なかなか出来ない時がある。